一〇九五〜一一四三、平安後期、真義真言宗の宗祖。
肥前(佐賀県)の人。
十三歳で仁和寺寛助に師事。
十六歳で出家ののち、南都や高野山に遊学し、
一一二一年、仁和寺成就院において寛助から、
広沢流の伝法灌頂を受法。
また、台密の灌頂、小野流の受法を受け、東密(小野・広沢流)・台密を総合し、
事相の統一をはかった伝法院流を開いた。
東寺の支配から高野山を独立させた。 不動
(こうぎょうだいし=覚鑁 かくばん)
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